2月2日
day 6
Acampar Paine Grande→Refugio y Campamento Los Cuernos
朝は、今までで一番気持ちの良いお天気だった。イチロースパッツだけでも歩けそうな陽気

。あったかくて、外でストレッチできた。
奇岩を見ながら歩きだす

。
雪を抱いたいかつい岩山。。

これはプリン岩?アポロ岩?

きれいに湖に反射した、鏡アポロ。

途中、フランス渓谷っていう谷に入っていくトレイルにピストンで行くか迷う。Paine Grandeっていう大きな山と氷河が近くで見れる見所のひとつなんだけど、トレイルの入り口から見ると明らかに上半分くらいガスっててきれいに見えてないの

。
今までのフィッツロイの経験からしても、この雲/霧はとれないだろう

!という判断で、入り口でお昼ごはん食べて、そのまま余裕のスルー

。この適当さ、好き。
お昼は、今日からトルティーヤだったんだけど、トルティーヤすごいいい

!!かさばらないし、なんか強力なジップロックに入ってるし、美味しいし(あたしはメキシカン大好き

)、パテにもよく合う


!!
食べた後、Paine Grandeを背中にして、また歩き始めたけど、山にはりついた氷?氷河?が、たまにくずれてすごい轟音

が響く。こんなに離れてるのに、この音量

?!ってくらい。
その音が聞こえるたびに、2人ともすぐ振り返って、ぼーーーっと落ちてく氷とそのまわりの雪煙を見てた。なんか気持ちいいの

。病みつきー。

今日のテン場も有料。今までで一番高い1人5000ペソ

(≒850円、ふつうの街の宿代と同じじゃん・・・

)なのに、敷地が小さくてうちらのテントがぎりぎり入るくらいだし、ゴミもたくさん落ちてるしで、ぶーぶー

言ってたの。
こんなきつきつだよ


有料テン場ははっきり言ってざるで、払わなくてもばれないとこも多いと思う。でも、うちらは『おてんとさまが見てる

!』を心に全部ちゃんと払ってきたんだけど。これで5000はちょっとね

って。
でも、先にシャワーを浴びてきた西川が、「だんな命令。ここのシャワーを浴びなさい。」と。すごいよかったらしい。5000ペソはこのために払った、らしい。
ので、あたしも入ってみたら、すごい水圧

!!熱めのお湯じゃんじゃん

!!滝に打たれるように、無駄に長時間浴びちゃったよ。確かに、最高だった。
ウシュアイアで出会った夫婦に交換してもらった本、「ブルーセーター」を持ってきてたので、読み始めた。アフリカでマイクロファイナンスなどの起業に取り組む、アメリカ人女性の実話。
こんなジャンルの本があったのか

、って感じで、夢中で読んだ。
あたしも高校生のときNGOで活動してたことがあって、それで高1の時にアフリカ(エチオピア・ウガンダ)にも行かせてもらったんだけど、今となっては体に何も残ってない

、といってもいい。情けない

大学受験、大学、と自分の生活が過ぎてく中で、世界のことはあまり考えなくなった。医学部に入ったのも、昔は無医村とか国境なき医師団とかに憧れて

だったけど、結局大学病院の麻酔科に入るし。
この先、昔夢見てたみたいに、アフリカや中南米、紛争地区とかで医療に携わることは、多分ない。結婚もしたし、子供も生みたいし。
そういうのを考えながら読んでると、自分は、なんかどっかで、地球人として自己満足だけに終わるような生き方をチョイスしたのか、とか考えて、胸が少し苦しくなった。
一人ひとりが楽しく幸せに生きること、それだけでよりより世界の実現に貢献してる

、という優しい考え方もあるけど(byオノ・ヨーコだったかな)、、、具体的な方法でなにかを実現する責任が、全員にあるんじゃないか、という気もする。
あぁ、ものすごく久しぶりに、こういう部分の思想を突かれたな・・・。
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