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思ったこと

5月31日


プシュカルに向かう電車に乗るために、朝ジャイプールの駅を歩いていたら、ホームに倒れている人がいた。全身にハエがたかって、おしっこも垂れ流しになって、でもがりがりの手だけは通る人に向かって震えながら差し出されてた。
そこだけ異様な雰囲気があった。


あの人は多分この駅のホームでこのまま死んじゃうんだろう。
明日かあさってかわからないけど。


もうすぐ人の歩くホームに突っ伏して死にそうな人と、旅行だか帰省だかで荷物を持って電車に乗る人は同じ空間にいる。
ぞっとした。


日本でもブルーシートの中で亡くなる人がいるわけで、広い空間で見たら同じことなのか?

でも、ホームでは、死ぬ、ブルーシートでは、亡くなる、と言い方を自然に変えてしまう。


ああなる前に、みんなでもっとお金を恵んであげてればよかったのか。
例えば、何か盗んだりして、刑務所にでも入ったほうが、いい生活だったんじゃないだろうか。



どちらにせよ、今あたしには出来ることは無かった。
かけよって抱き起こして、リキシャーでその女の人を病院まで運ぶことはあたしにはできなかった。
実際は、ぎょっとして一瞥して、もう一度振り返って2度見したくらい。


残像が頭にちらつく。



電車は逆方向に動き出したから、もう一度その人を見ることはなかった。




日本の戦後も、戦争孤児がたくさん駅で亡くなったらしい。
でも、インドでは最近戦争があったわけじゃない。
これが、カーストの目に見える不合理さなのか?


その先は?
その一歩先の結論が欲しい。
ここで考えが止まったら、何も意味がないと思う。何も見なかった、考えなかったのと同じ。
だからあたしはどうするのか、それが知りたい、と思った。
考え続ける?
一般的な結論は要らない、具体的な納得できる答えが欲しい。



夜、寝つきが大変いいはずのあたしは、しばらく眠れなかった。
答えもわからなかった。


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プロフィール

くじら日記

Author:くじら日記
2009年12月23日に結婚しました。
だんなさんは鍼灸師、わたしは病院での研修医を終えて、1年間の休みを取っての世界一周新婚旅行。
日記を、人が見てもいい文章で書くのってどうやってやるのかな…?と思いつつ、旅の記録を残したくてやってみました。

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